住まいをつくる目的はなんですか？

突然、唐突なご質問をお渡し致しました。ご家族が増えたことによって家を新たに造る、また、今住んでいる家にある住まいの問題を解決して住みよくしたい、など家づくりに向かう動機やきっかけはお客様の暮らしやライフサイクルの状況によって様々です。それでは冒頭にお渡しした住まいを造る(得る)「目的」についてはいかがでしょうか？。

現在特に目的を定めなくても必要な手続きと契約を行えば住まいは得られますが、一から様々なことをまとめながら建てる住まいづくりや、現在住まわれている家を見直し造り変える家づくりなどは、この「目的」をどのように定めるかによって向かう方向が違ってきます。

答えを申し上げますと、家をつくる目的とは「その家を得て最終的にどのような感覚を得たいのか」「どのような状態になりたいか」ということです。家を建てただけでは目的に向かう目標を達成した段階で目的はまだ達成されていません。

快適な住まいを望む方には、その家を通じて得られる心地よい身体感覚や居心地を通じてはじめて家の「目的」が達成される形となります。また、映画好きな方であれば、大きなスクリーンで観るホームシアターを身体感覚を通じて体感することでその目的が達成されます。家をお考えの際にはどうぞ、家を得る目的は何？と尋ねてみてください。最初からわからなくても大丈夫です。その時から少しづつ目的への家づくりが動き出します。