既存の住宅や中古住宅など今までの住まいをより快適にするために、行う工事としてリフォームとリノベーションがあります。共に似ている言葉であるため同じニュアンスで使う方も多いですが、リフォームとリノベーションはそれぞれ目的が異なります。
昨今では人口減少や資産の有効活用などによって既存の住宅や中古住宅に手を加えて住まい手の好みに変えた住宅づくりが増えてきています。こちらでは、リフォームとリノベーションの違いや必要性、それぞれの工事が向いているシーンについてご紹介いたします。
リフォームとリノベーションの違いとは?
同じニュアンスで使われることが多いリフォームとリノベーションですが、実は工事内容が異なります。工事を依頼する前に、リフォームとリノベーションそれぞれの違いについて把握しておきましょう。
リフォーム
リフォームは直訳すると「元に戻すこと」で修復・修繕にあたります。原状回復作業とも言われていて、間取りや構造的な変化は行わず新しい資材の入れ替えを目的とします。
例えば、フローリングや、壁紙を張り替える、屋根を修復する。また、経年劣化によって腐食した部分を新しい資材に入れ替えるなどがリフォームにあたります。
リノベーション
一方、リノベーションは「作り変えること」が目的となります。ベースとなる部分はそのまま使用しますが、住宅設計を行い、部屋を区切ったりつなげたり、あるいは広くしたりすることで今までになかったものをつくることをリノベーションと呼びます。
例えば、今まで使っていた部屋をもっと広くしたい、北側にあった暗いキッチンを明るい南側に移動をさせたい。せまいトイレを広くして快適なトイレに変えたいなど今ある住まいを今までの場所に今までなかったものとすることがリノベーションです。
長く住むことによって表れてくる経年劣化や汚れ、また、家族構成やライフスタイルが変わってきたなど、リフォーム・リノベーションのタイミングです。とやま建築デザイン室は宮崎県児湯郡木城町を中心に、既存住宅の住まい手様から児湯郡他、宮崎市周辺でご相談やご依頼も頂いています。リフォームやリノベーションをお考えでしたら、お気軽にご相談ください。
リフォームやリノベーションの必要性とは?
住宅は人間と一緒で、年月が経つと様々な箇所に問題が出てきます。雨漏りや壁紙の剥がれ、床の軋みなどを放置してしまうと、損傷がさらに激しくなり安心安全な暮らしが実現できません。
自然災害によるトラブルのリスクも高まるため、早めのリフォーム・リノベーションが必要です。一般的に経年劣化を感じやすくなり始めるのは15年~20年。
この辺りがリフォームやリノベーションの一つの目安です。また、ご家族構成やライフスタイルの変化に合わせて施工を行う方もいらっしゃいます。
その他住まいが立つ立地場所や環境によっても変化に違いがあるため個々に見て状況を確かめる必要があります。現在の住宅に不満や不安がある場合は、それがリフォームやリノベーションで解決できることか、または作り変える必要があることなのかを、それぞれのケースで検討していくことが求められます。
宮崎で住宅設計を行っているとやま建築デザイン室は、新築の住宅設計だけでなくリフォームやリノベーションにも対応しております。リフォームと同時に耐震性や断熱性能を図ることもできますので、現在の住宅に不安や不満がある場合はお気軽にご相談ください。
リフォーム・リノベーションの事例はこちらからご覧いただけます。
リフォーム・リノベーションが向いているシーン
より快適な生活を実現するために工事を考えた場合、リフォームとリノベーションどちらを選択すべきか悩むこともあるでしょう。リフォームかリノベーションかどちらがむいているかのポイントは以下の通りです。
リフォームが向いているシーン
- 壁紙を張り替えたいなどの原状回復のみとしたい
- 間取りはいじらない(そのまま)
- できるだけ施工費を抑えたい
- 工期を短くしたい
- 古い便器から新しい便器に変える等の設備機器のみを新しいものに変えたい
基本的に住宅の造りはそのままで、汚れた箇所や劣化が目立つ箇所を綺麗にしたい場合はリフォームがおすすめです。壁材や床材が新しいものに変わるだけでも十分室内のイメージは変わりますので、リフォームでも新しい空間として住むことができます。
リノベーションが向いているシーン
- 収納が増えてあふれかえっている、動線に問題がある、現在の間取りでは生活しにくい
- 部屋と部屋をつないで広くしたいなどの大胆なイメージチェンジを図りたい
- 開放的な空間を作りたい
- 水廻りを移動させて居住性や快適性をアップしたい
- 予算的に余裕があり、骨組から屋根を瓦から板金に変えるなど大胆な作り変えがしたい
上記のようにお考えの方はリノベーションが良いでしょう。間取りを変える場合は比較的大掛かりな施工になりますので、現状に満足できない方におすすめの方法です。
ただし、リノベーションは施工内容によっては配管作業なども発生し、内装以外の部分で工事が必要になるケースもあります。費用がかさむだけでなく、工期も長くなるためスタートから計画的な流れで進めていく必要があるため、ゆとりを持って行うことをおすすめします。
宮崎で住宅設計を行うとやま建築デザイン室はリフォームやリノベーションにも対応
上記までリフォームとリノベーションの違いについてお伝えしてきました。リフォームやリノベーションは現在の住宅をベースにして、より快適な生活を実現する一つの手段です。
建て替えるよりも費用の負担がおさえられるなどのメリットもありますが、工事中の居場所のことや、総リノベーションの際は仮住まいのことも考える必要がありますので、ゆとりを持ったリフォームやリノベーション計画をおすすめします。
とやま建築デザイン室は、新築の住宅設計だけでなく、リフォームやリノベーションにも積極的に取り組んでいます。リフォームやリノベーションの際に、耐震や断熱性能アップを図ることもおすすめです。宮崎でより快適な住宅設計をご依頼の際は、とやま建築デザイン室へご相談ください。
宮崎で住宅設計・リフォーム・リノベーションの依頼はとやま建築デザイン室へ
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