現在進めている改修計画案件。
今日、工務店からの工事見積もりを住まい手さまに提出し説明を行いました。

今回の案件は母屋に付属する別棟の住宅の間取り変更を含まない耐震補強の依頼です。
また、屋根が現在雨漏りをしていることと、瓦屋根から他の軽い屋根に変えたいとの要望から屋根の葺き替え工事を行います。更に当初は耐震だけの相談内容でしたが、既存建物を調査したところ断熱材が全く施されてないことから、生活を行う上での断熱の必要性を伝えさせて頂いた上、耐震と同時に断熱補強も合わせて行う計画となりました。

計画当初より予算が気になっていましたが、今日工務店からの工事見積もりを提出し合意を得ました。
どんな計画でもそうですが、希望と予算の関係やそのバランスを調整するのはなかなか難易度の高いことで、そこがクリアするまでは気が緩まないです。。設計者としてはもちろん全てに応えたい気持ちはありますが、やはり最終的には予算を見据え出来ることを見定め決断を下すということで理解を得るようにしています。今回は一部の調整のみで無事に予算通過したのでほっと安堵しました。

画像は改修を行う住宅の新旧のモデル。奥が旧で手前が新です。外観は屋根と一部の壁のみ触ります。
新築の場合はひとつのモデルだけを作りますが、改修の際は図面化につなげるため新旧2つのモデルを作ります。今回は比較的小規模の案件だったのでモデリングの入力も数日のみで済みました。
工事に向けてこれから図面化を進めて行きます！