今朝未明、日向灘を震源地とした地震が発生し2016年熊本地震以来の大きな揺れに見舞われました。地震が起きたのは深夜1時を回った就寝中の時刻で30秒ほどの横揺れが続き、収まるまでの間不安な夜を過ごしました。どんな時刻でも地震は突然やって来るので身構えも疎かに不意打ち的なものになります。
地震対策としてはあえて挙げるまでもないですが、家具転倒防止のための措置や避難時の出口の確保に加え、緊急先での連絡手段等、普段より「こうなったらこうしよう」と同居人や家族間との緊急時の対策について意識を共有することが大切に思います。加えて必要になるものが防災用具。
寝室に備えたい防災用具
避難先で長く滞在する時の防災用具とは別に、地震発生時から必要に応じ真っ先に避難するために必要なアイテムはどんなものが思い浮かぶでしょうか。その地震の発生時刻にもよりますが日中を除き地震発生の多くは日が暮れた時刻から夜中に起きることがあります。その時に必要となるのは「懐中電灯」「安全靴」「ヘルメット」の3つではないでしようか。とりあえず最低この3つ備えておけば、地震が収まった後に身を守りながら避難することが可能です。ただ日常で休まれる際に露骨にこのような用具が室内に見えることに抵抗がある場合には、簡易な布等で覆って見えないようにしておけば良いかと思います。
合わせて備えたい防寒用品
特にこの時期の防災用具として備えておきたいものが寒さから身を守る防寒シート用品。冬場はご存知の通り外気が低いため地震が起きたりすると停電で暖を取れなくなってしまうこともあり、途端に体温低下のための対策が急務となります。本格的な暖を得るには焚き火やストーブなどが必要ですが、こちらはシートを纏うだけで体温低下を防ぐアイテムとして有効に活用出来ます。畳むことでコンパクトに収納出来ますので先程紹介した防災用具に合わせて備えておくと安心出来ます。
この他に備えておくと良いものはそれぞれの避難先でどのように、そして誰といつまで避難滞在をするかによるかと思います。敢えて挙げるとすれば、水、食料、手袋、ビニール袋、雨具、携帯ラジオ、必要に応じ簡易トイレなどが考えられます。現在はコロナ禍の中でもありますので、避難時でも携帯型の消毒液に加えマスク等は替えの分まで含めて必要になるでしょう。
地震は何度経験しても経験したくないもの。そして家屋も同様に損傷させたくない財産のひとつ。昨夜の揺れからあらためて非常時の備えを見直しました。備えあれば憂いなし。いつ起きても落ち着いて行動出来る様、ご自身やご家族の命を守る手段として日常時から非常時への備えをご用意ください。