宮崎県児湯郡の建築設計事務所「とやま建築デザイン室」

宮崎県児湯郡にて住宅設計に関わるご提案を行っています。

床下換気扇 澄家

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椎の木ハウス 床下写真 掃除後の土間床表面画像

「(仮称)椎の木ハウス」上棟からひと月経過し現場では設計図を基に内外各種工事が進められています。今回計画で初採用となった24時間換気設備の床下換気扇「澄家(すみか)」。その工程について記します。

椎の木ハウス 床下写真 掃除後の土間床表面画像

設置への判断はいつのタイミングで?とうお話しですが、ネットなどで設置された状況などを拝見すると基礎完成時や上棟してすぐ、などの例が見受けられます。それに倣おうかと当初は考えてましたが、基礎完成時や上棟してすぐの状況はまだ外周が壁などで囲われてなく言わば屋外状況と同じ状態ということで、精密機器を土間に設置するにあたり雨に加え砂埃や夜露による結露など機器の維持に影響を与え兼ねないと判断し、上棟して屋根を張り更に外周パネルを全周張り終えたタイミングを見て設置することとしました。また床下は内部空間扱いとなるため機器設置前に土間床の掃除を行った上で施工となりました。

椎の木ハウス 床下換気扇 給気排気ダクト設置

ここから床下換気扇「澄家(すみか)」の設置工程です。床下換気扇「澄家」は換気区分で表すと第一種換気に属し給気排気共に機械換気による換気扇です。そのため給気と排気を行うための貫通口が2か所必要で今回は床下利用となることから基礎立ち上がり面に2か所の貫通口を設けます。澄家の特徴として他の換気扇と違うところとしては給気がダクトレスになるところです。ただ、全くダクトがないということではなく厳密に言うと外から機器までの部分と機器から1メートル程度はダクトで給気が運ばれます。

椎の木ハウス 床下換気扇 換気扇本体設置

機器の寸法はおおよそ横幅600mm長さ800mm高さについては350mmほどの大きさで一定のスペースを要します。特に高さについては指定があり一定の高さ以上の床高さを確保しないと納まらないところには注意が必要です。今回は土台下で400㎜をしっかり取り設置することにしました。また機器幅に応じ機器本体の天面に床点検口を設ける兼ね合いから大引き間隔を調整する必要もあります。

椎の木ハウス 床下換気扇 排気チャンバー設置

こちらは各部屋から集気された排気を機器本体前でまとまるためのチャンバー(通称タートルチャンバー)。排気の数に応じてダクトが接続されるつくりになってますが、今回は6か所の部屋から排気を集める計画としています。写真上部でつながれているダクトは本体に向かう排気ダクトです。

椎の木ハウス 床下換気扇 排気ダクト施工

各部屋部分からチャンバーへとつながれた排気ダクト。排気ダクトは100径(φ)の大きさなので床下に転がしていても床下スペースを大きく取られることはありませんが、ダクト自体が蛇腹のアルミダクトのため強度はあまり強くなく凹まないよう注意して扱うよう必要があります。

椎の木ハウス 床下換気扇 排気ダクト敷設

各部屋に配置された排気用のダクト。完成は床に設ける排気口に接続するところですが現在床がまだ施工されてないため一旦この状態で工事を進める形となります。誤って踏まない様注意が必要です。

椎の木ハウス 床下換気扇 給気ダクトの養生

換気扇本体から接続された給気ダクト(写真左)と本体へ向かう排気ダクト(写真右)。給気ダクトには工事中で発生する埃を入れないよう養生。「澄家」の特徴のひとつの給気ダクトは外部から本体までのわずかな距離と本体から伸びた短めのダクト(1メートル程度)。一般的なダクト方式の第一種換気扇と違い、短いダクトとすることでダクト内のお手入れを不要にさせるというのが「澄家」の特徴です。

機器本体から外部へつながれた給気排気のダクト(※給気が写真奥・排気が手前)。また給気用のフィルターは室内には設置されず外部設置となるところも「澄家」の特徴です(後に施工・監理記録予定)。

椎の木ハウス 外壁下地工事全景の写真

外部については下地工事が整いこれから板張りによる仕上げ工事に着手。今回玄関部分を除きぐるりと板張り仕上げの外観となります。現場と意思疎通を図りながら引き続き工事監理を進めて参ります。