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BIMCANP interior 2019

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日々設計業務で使っているCADソフト「Vectorworcks」のBIM講習会「BIMCAMP Interior 2019」が熊本で開かれるということで参加して来ました。

BIMと聞いて何?と思われる方向けに簡単にお伝えすると、BIMは B(Building) I(Information) M(Modeling)の略語で(ビム)と読みます。通常設計図では線画(2D)で作成されることがこれまでの常でしたが、このBIMで行う設計の場合はコンピュータ上に3次元(3D)の建築モデルを生成し、そのモデルから様々な図面を作成するものです。そのためコンピュータの中に3次元の建築モデルを作ればそこから様々な目的に応じた設計図が得ることが出来ます。

今回はBIMソフト提供元のエーアンドエー社主催による研修会。実はBIMのこうした講習会は過去にも他社製品の主催で参加したことがありましたが、その頃はまだBIMを模索していた時期でもあり正直参加しても不明瞭なところが多く残り、設計業務に結びつくところまでには至りませんでした。その後、このエーアンドエー社に縁があり、そこから地道にBIMの技術を設計工程の中で少しづつ取り込みながら今日に至っています。

BIMに求めるものは設計者それぞれにあると考えますが、当室ではやはり設計する建築を終始一貫して立体的に把握しながら進められることにあると感じています。簡単に言えばコンピュータの中に計画で描いた建築を作り込み、そこからその建築に目的の意図ををどう載せていくか(表現するか)、ということに尽きます。入力するひとつひとつが属性を持っているため、変更すれば全てのデータが同時に連動し、図面間の食い違いは一切なくなります。あそこを変更したらここも同時に変更されてる、という具合です。そこがこれまでの線画で行っていた設計とは大きな違いです。

BIMでの設計は2Dでも確認出来ますが、クリックひとつで瞬時にその過程ごとに立体の表現に切り替えて確認することが出来ます。こちらは研修会で用意されていたモデルの立体図を正面から見ている画面。設計中は2Dとこの3Dを何度も行き来しながら建築予定の立体モデルを作り込んで行きます。

こちらが今回の研修会で予定していた完成の透視図(パース)。今回研修で得られたのはインテリア設計での内装と照明の表現手法。室内の仕上げ材の選定から照明器具やサインの光の当て方や表現方法を学びました。まだ習得するにはもうひと復習ありますが、ひとつのソフトでここまで表現出来れば効率も上がり一貫した設計が整います。

最後にBIMはなんのためにある?という問いかけについての話しですが、今回参加させて頂いたテキストの表紙の中にはこのように書かれていました。

BIMの成果は「(他者との)コミュニケーションがより深く、より的確に、より早く伝わる」ことを可能にした。~中略「図面やレイアウト、パースの目的はコミュニケーションの為にある」

建築を作る過程では人が関わり合いながら築かれて行くものですので、そういう意味では常にコミュニケーションの連続。設計過程でも立体表現がツールにおいては重要かつ欠かせないものです。手描きにもイメージを伝えたりと重要なエッセンスがありますが、同時に設計意図を伝えるための設計図も必要不可欠。まだ道半ばですがこの手法を人と建築とのコミュニケーションとしてのツールとして活かして行こうと思える研修会になりました。

次は来年。どんなコミュニケーションが出来るか楽しみです!

外山 秋人